茅ヶ崎の海を感じられるエリアに建つN様邸。広い敷地のメンテナンス性も考慮しつつも緑と自然が感じられる空間にして欲しいというご要望でした。エクステリア空間は邸宅の雰囲気を受けとめつつ、新たな価値の創造を目指し、シンメトリーデザインのエレガントなエントランスを作りました。門扉を抜け、プライベートエリアの中心にシンボルツリーとなる大きなアラカシの樹を植えました。この位置は門扉の正面であり、玄関側の内扉から出て、階段の正面でもあります。どこから見ても正面に来る位置に設置することにより、少ない本数で最大限に緑を感じられるように計画しました。またプライベートエリアから内門扉に通じるアプローチにはゲートを配置。順に潜り抜け、ジ徐々に家に導かれていきます。内門扉をくぐると中は完全なプライベートエリアに。玄関ポーチを大きく拡大し、タイルテラスのような空間に仕上げました。ここは屋根のある空間なので不用意に人を玄関まで招かなくても、接客できるスペースでもあります。そして子供たちが遊んだり、バーベキューなどを楽しむことも可能です。もちろん、夏場の暑さ対策の為にロープ式シェードも設置しています。

夜になるとN様邸は別の顔を見せます。
道路に面したアプローチスペースには床にライトが埋め込まれています。ライトの上のポリカ板がソリッドなラインを映し出します。また、表門扉を抜け、シンボルツリーを囲むゲートにはライトを道標のように配置。暖かい光が歩む道を照らします。内扉を開けるとそこはリゾート空間。床埋め込みライトが天井のシェードを照らし、全体がシェードの反射光で包まれます。また玄関口には人口ラタンのオブジェライトを設置。リゾート感を演出します。エクステリア空間を美観的、機能的、メンテナンス性など多面的に考え、どれも大切にすることにより、極上の空間を作ることが出来ました。